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採用面接で必ずおさえておきたいチェックポイント| 大阪の税理士法人:大阪・京都・神戸・滋賀・奈良・東京・横浜を中心に活動/会社設立/法人設立/創業/創業5年/決算対策/節税対策/資金調達/税務調査/
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採用面接で必ずおさえておきたいチェックポイント
小さな会社だからこそ、面接は時間をかけて複数で
創業5年以内の会社であれば、従業員数は3人や5人ぐらいのところが多いでしょう。
そういう小さな会社の場合、規律を乱す従業員が1人いると、一気に会社全体がおかしくなります。平気で遅刻してくる、言葉遣いが常識外れ、自分のことしか考えない…。こういうことは仕事ができる、できない以前の問題です。
いったん採用してしまった後では、なかなか解雇はできないものです。特に創業5年以内の会社にとっては、「採用前が大事」と認識してください。
具体的には、採用面接のときに応募者とできるだけ多くのコミュニケーションをとることをおすすめします。そして、面接時には、最低、次の3つを尋ねるようにしてください。
①.退職理由(前職がある場合)
②.自分の長所
③.自分の短所
まず、①退職理由ですが、これは前職の退職理由によっては、自社でも同じことが起こる可能性があるので重要です。
また、②自分の長所や③自分の短所を尋ねておくのは、仕事の繁忙時期など、緊張感が高まる状況のときに、人間の長所や短所がでることが多いからです。例えば「怒りっぽい」という短所の場合、忙しくてパニックになりそうなときに、そういった言動があらわれるかもしれません。
とはいえ、短所は見方によっては長所になりますし、長所も同様です。一面だけで判断するのはよくないのですが、事前にお互いその特徴を知っておくということは大事なことであると思います。また、面接はぜひとも複数で行うことをおすすめします。複数で面接を行うと、その人について多面的にみることができて効果的です。そして、中小企業の場合は、社長も必ず面接に立会いましょう。採用される側も、それを望んでいます。採用すべきかどうかを決める社長の目利きも大切です。
入社前には「身体の診断」と「心の診断」を!
入社前には、健康状態も必ず確認しておきましょう。行きすぎた調査は問題ですが、「自社の仕事に耐えられるのかどうか」は、本人のためにも確認しておくほうがいいでしょう。
また、職務適性分析などの「心の診断」も実施しておきましょう。履歴書や面接時の印象などではわからない、「目に見えない本当の部分」がわかることがあります。難しい試験をするよりも、採用のミスマッチを防ぐ「心の診断」をおすすめします。
2009.4執筆
(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。
今村 仁
「節税は義務、納税は権利」がモットーです。
自分の半生について、取材を受けました。