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通帳は出来れば1つに!インターネットバンキングの活用を

通帳は勝手に増殖する!?

通帳というのは、何も意識していなければ、勝手に増えていくものです。取引先の関係で増える場合もあれば、「売上通帳」「仕入通帳」「経費通帳」などと、用途を分けることによって増えるケースもあります。

 

しかし、創業5年以内で、まだ会社の規模の小さい段階では、出来れば通帳を1つにすることをおすすめします(納税通帳は別ですが)。
理由は、「会社の現状把握のため」と「経理の簡素化のため」です。

 

非常にざっくりとした見方ですが、通帳が1つであれば、その預金残高をみることによって、おおよその会社の利益をとらえられます。「6ケ月前に比べて預金残高が増えているのであれば黒字、減っているのであれば赤字」といった感じです。

 

また通帳の数が複数になると、その後の経理処理や通帳管理にも多大な労力が必要です。毎月の会計処理及び残高確認は、通帳の数が多いほど、時間がかかり、ミスも増えます。

 

経理の簡素化のためにも、通帳の数は極力減らしましょう。そして不要な通帳はこまめに廃止することです。

インターネットバンキングの活用

ゴトウ日や月末などは、金融機関に長蛇の列ができます。創業5年以内の会社であれば、経理の一部も経営者が兼務していることが多いでしょうから、行列にならぶようなムダな時間は、極力、排除したいものです。

 

そこで、「インターネットバンキング」の活用をおすすめします。インターネットバンキングでは、会社のパソコンから振り込み支払いができます。以前であれば「ファームバンキング」といって、金融機関独自の専用端末機を買う必要があり、、高額な費用が発生しましたが、現在の法人向けインターネットバンキングは特別な機械の必要はなく、利用金額も安くなりました。

 

そして、多くの場合、振込手続者と振込承認者を分けることができますので、従業員に手続きをしてもらって、経営者自身が振込承認者となることも可能です。よって、手間を省きつつ、不正も防ぐことができ、安心して導入できます。

 

何より、インターネットバンキングを導入すると、金融機関に行って、さらに順番待ち・・・というムダな時間が必要なくなり、時間が大幅に節約できます。

 

そして、会社の資金繰りを考えた場合、「入金があってから支払う」ということが重要です。たとえば、「毎月25日に入金があるのならば、末日に支払う」といったことです。

2009.4執筆

(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。

 

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今村 仁

今村 仁

「節税は義務、納税は権利」がモットーです。
自分の半生について、取材を受けました。

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